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子供の歯並び、矯正治療で大切な成長について

福岡市西区の智治矯正歯科院長の吉田智治です。

矯正治療といえば、大人になってするものと思いがちです。

しかし、矯正治療は大人だけではありません。特に最近ではお子さんの歯並びについても関心を持っていただける方が増えてきています。ご自身よりも自分の子供に矯正治療をさせてあげたい、子供の歯並びを綺麗にしてあげたいと、来院される親御さんもたくさんいらっしゃいます!

そんな時、よく言われるのが

矯正治療って2、3年ですよね〜長いですよね〜

!!いえいえ小さいお子さんであれば、成長観察を考慮すると10年近く来院するケースも少なくありません。

なぜ??

それは皆さんがイメージしている矯正治療は、マルチブラケット装置と言われるすべて大人の歯に生え変わってから始めることのできる装置をイメージしているからではないでしょうか!

%e5%86%99%e7%9c%9f⇦マルチブラケット装置 歯に直接装置を着けるタイプ

 

確かに成長が終了している成人の方であれば、何をしても上下顎の土台自体が成長によって大きくなることはないので現状のお口の中で歯をどの位置に移動させるかを考慮するしかありません。

 

しかし成長期の子供の治療であれば、成長にアプローチすることで上顎下顎のバランスをコントロールすることが出来ます。ただしコントロールできる時期は限られています。その際に、本当にそのお子さんの成長がまだ残っているのかを判断するために智治矯正歯科では手のレントゲンを撮影しています!

%e5%9b%b34⇦このようなものを撮影させていただきます。

 

小児歯科であったり小児期にて矯正治療をする病院であれば、必ず評価するところだとは思いますが一般歯科ではあまり撮影しないと思います。逆に小児期で矯正治療をする際に撮影しないところは疑問ですね!?

 

先ほどの写真で確認すべきところとしては、

%e5%9b%b33写真1

 

わかりやすいところで言えば、この2箇所。1つ目は中指の先端部分の付け根。2つ目は親指の付け根。

 

%e5%9b%b33 写真1  %e5%9b%b32写真2

どちらも13歳のお子さんです。

写真1は、まだ成長を見込めます。

写真2は、成長を期待できない…

どこに違いがあるでしょう???

写真1では中指の先端部分に一層骨が見えるでしょうか?写真2との違いがわかりにくいかもしれませんがキャッピングという現象の違いです。

親指の付け根はどうでしょう?写真1にはない豆粒のような骨が写真2では確認できます。こちらは母子尺骨種子骨の出現を現しています。出現後1年前後で成長にピークを向かえる指標です。簡単にいえば、一番身長が伸びる時期を現しています!=顔の形が変わるということです。具体的に例をあげれば上顎、下顎のバランスを変えれるか変えられないかの決定をします。

この2つだけを見ても、同じ年代でも成長が違います。これにより装置の選択肢が変わります!!!

ですので、同級生であっても装置が違ったり同じような歯並びでも選択される治療法が異なります!

お子さんの治療においては、成長の評価は必須です!また、成長予測もできます。幅はもちろんありますが「お子さんの身長は大体このくらいになりますよ」とお話できます。こちらの結果については10年後に検証しましょう(笑)

矯正治療において手のレントゲンを撮ることの大切さが少しでも伝われば嬉しいです!

今日も元気に、朝から診療しております!