歯周病について
こんにちは🌞
八月中旬に入り、お盆も明けすこしだけ暑さが和らいできた気がする今日この頃です。
さて、みなさんお口のメンテナンスは定期的にされていますか?
矯正治療が終わって、全く歯科に通院していないという方も多いのではないでしょうか。
メンテナンスを怠ると、歯周病や虫歯が進行してしまいせっかくの綺麗な歯並びが台無しになってしまうかもしれません。
今回は歯周病についてお話します。
歯周病とはどんな病気?
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐきや、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯と歯ぐきの境目の清掃が行き届いていないと、そこに多くの細菌が停滞し歯肉が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりします。
さらに進行すると膿がでたり歯が動揺してきて、最後には歯を失ってしまいます。
歯周病の原因
歯周病は細菌が毒素をだすことで引き起こされます。
お口の中にはおよそ400~700種類の細菌🦠が住んでいます。
これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。
これを歯垢(プラーク)と言い、虫歯や歯周病を引き起こす原因のものです。
粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。
歯垢は細菌の塊で1mgの中に約10億個の細菌が入っていると言われており、その中でも歯周病をひき起こす細菌が多く存在していると言われています。
歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯石に変化し、歯の表面に強固に付着します。
これはブラッシングだけでは取り除くことができません。
この歯石の中や周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けていきます。
歯周病って治るの?
現在では歯周病は、予防でき治療も可能です。 大切なのは予防、診断、治療、そしてメンテナンスです。
近年、歯周治療は急速な進歩を遂げています。以前は「不治の病」とさえ言われていた歯周病も、現在では進行を阻止することが可能となっています。まず、歯周病の原因の歯垢をためない、増やさないことが基本です。
歯周病を予防し進行させないためには、
【1】歯と歯茎の境目の汚れをしっかり落とす。歯の表面を歯垢のない清潔な状態にする
【2】歯肉縁下歯石を取り除き、さらに根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去する
【3】傷んだ歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にする
【4】健康の保持のため歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受ける
これらのことが重要になります。
ぜひ、みなさんも定期的なメンテナンスを習慣にしてみてください。