噛み合わせと歯並びってなに??
寒さがかなり厳しくなってまいりました。風邪などひいていませんか??
智治矯正歯科院長の吉田智治です。
日曜日(12/4)に福岡県歯科医師会館にて、同門会(福岡歯科大学歯科矯正私学教室)の学術講演会に出席してまいりました。今回は、日本歯科大学生命歯学部矯正学講座の新井一仁教授にご講演いただきました。
テーマは『Angleの分類』
歯科関係でなければ全く聞きなれない言葉だとは思います。歯科関係でも矯正をしている方でなければ、忘れられている先生も多かと思います。しかし矯正治療をする人間であればAngle先生を知らない人はいないでしょう。講演では、今まで気にしたこともなかったですがAngle先生の人となりから生活の話まで!普段『〜の法則』だったり『〜の定理』などに名前がつく研究者や学者について詳しく人物像を聞くことはないので大変興味深かったです。
⇦Angle先生です。
話を戻しますが、
こちらは奥歯の咬み合わせを表現するときに使う分類方法です。第一大臼歯(下記に示す色が付いている部分)と言われる6歳臼歯の咬み合わせを分類したものになります。矯正歯科医であれば、毎日口に中を見るたびに必ず考える分類になります。わかりやすいように下記に示します。
簡単に言うと
・正常咬合
・Ⅰ級は、奥歯の噛み合わせは良いけどガタガタ
・Ⅱ級は、出っ歯の状態
・Ⅲ級は、受け口の状態
となります。非常にわかりやすい表現だと思います。
矯正治療は基本的には1級関係の正常咬合を目指して治療計画を立案します。ただし奥歯の噛み合わせのズレだけでなく、上顎下顎の骨にズレがある場合には奥歯に噛み合わせの仕上がりを変える場合もあります。ここは診断が大切です。
この奥歯の関係性とバランス、また審美的な口元などを考慮した上で、歯を抜いて治療が必要となるか、抜かずに治療を行うか。また、装置はどの装置を使用するか、インビザラインなどのマウスピース矯正を希望されるかなどを考慮します。
咬み合わせにも、種類があり、治療目標の一つとなるのです。
まずは皆さんの口の中がどの状態なのか?奥歯はズレていないけどガタガタ!奥歯もズレていてガタガタ!上の奥歯が前にズレていて出っ歯!などなど様々なパターンがあると思います。それによって治療および治療期間は変わります!ご自身の歯並びや子ども、ご家族の歯並びが気になった際には一度ご相談ください!