歯科矯正用アンカースクリュー(インプラント矯正)のセミナーを受講してきました。
こんにちは!
智治矯正歯科院長の吉田智治です。
今週の木曜日、休診日を利用して歯科矯正用アンカースクリューのセミナーを受講してまいりました。
歯科矯正用アンカースクリューとは、インプラント矯正、矯正用インプラント、マイクロインプラントなど様々な呼ばれ方をしているものです。これは、矯正治療をする際の固定源として用いるものになります。
通常の歯科のインプラントといえば、歯の代わりになるものを指しますが、矯正用のインプラントは歯の代用ではなく歯を動かす時の支点としての役割をするものになります。ですので出番が終了次第とります。
治療の中でよく使用するものになりますが、歯科矯正用アンカースクリューとはどんなものですか??と聞かれることがよくあります。
わかりやすいものがありましたので、載せておきます(写真が見にくいかったらゴメンなさい)。
まずは手技として、
⑴埋入部位付近を麻酔します。
⑵必要であれば、骨にドリリングします(本院ではほとんどしません)。
⑶埋入
⑷植立
といったとてもシンプルな流れです。
直接骨に埋入することで、このインプラントを絶対的な固定として歯を引っ張ったり、起こしたりなど様々な移動を可能にする大変便利なものです。
例えば、前歯が前方に出ていることが問題の患者さんに対して前から4番目の歯を抜歯して前歯を後方に下げるのが最適ですが、やむを得ず5番目を選択しなければならないこともあります。その際には前方部の歯の本数が多く後方への移動が大変になってしまいます。そんな時は後方部へ矯正用アンカースクリューを埋入し前方部全てを牽引することが可能になります。
←上の奥歯の横にインプラントを埋入し前方部を牽引中の1例
本院においても様々な種類のインプラントを使用していますが、今回は福岡でセミナーがあるということで受講してまいりました。
日本に矯正用マイクロインプラントの認可を働きかけた大変御高名な講師の先生であり、インプラント矯正が出始めた20数年前から使用されている大先輩です。
講義を聞いて、いろいろな症例供覧もありました。
そしてインプラントセットもプレゼントされました。私自身もマイクロインプラントの埋入はたくさんしており埋入用セットも2セットと、ここ数年は電動のものも使用しているので最近は手動のものは最近使用しませんが頂き物は嬉しいですね(笑)
紹介されていた矯正用インプラントも早速購入しました。
←こちらが本医院使用の電動の歯科矯正用ドライバー
←Certificateもいただきました。
歯科矯正用アンカースクリューをさせていただきく際には、レントゲン撮影も行い歯と歯の間を確認した上で埋入します。埋入後は痛み止め、抗生剤を処方させていただきます。
また、インプラントに抵抗がある方は、もともとインプラント処置がなかった時の従来通りの方法で対応させていただきますのでご安心ください。
矯正治療も時代の流れに応じて変化しています。新しい技術や方法など、より良い治療法をいつでもキャッチ出来るようの学会や勉強会、セミナーへの参加は続けていきたいです!
今日も朝から元気の診療しております!
智治矯正歯科
吉田智治