歯の食いしばりについて
こんにちは!
梅雨の時期に入りましたがまだまだ天気のいい日が多くあまり梅雨らしさが感じられませんね😲!
この時期になると、学校歯科検診などでご相談のお電話をいただくことが多くなります。
■受け口気味になっている
■前歯がでている
■歯並びがデコボコしている
■口がいつもあいていて口呼吸をしている
■指しゃぶりがやめられない
お子さんの場合、成長とともに、乳歯から永久歯に生え変わります。
すると、乳歯のときは歯並びがきれいだったのに永久歯が生えかわったら歯並びが悪くなった!歯列からズレた位置から歯が生えてきた!というご相談も多くいただいております。
ご自身の歯並び、家族の歯並びはいかがでしょうか??ぜひ一度、ご自身やお子さんの歯並びに注目して見てください!
さて!今日は『歯の食いしばり』についてお話したいと思います!
■朝起きると口周りが疲れている感じがする
■顎にだるさ、痛みがある
■歯茎、歯がしみる
■普段から重い荷物を持つことが多い
■日常的に肩こりや頭痛がある
■食事中以外の時間も、常に上下の歯が当たっている
■犬歯が平らになっている
当てはまる項目の多い方、食いしばりに注意です!
食いしばりが続くと歯や歯茎、顎にたくさんのダメージをあたえてしまいます😫!!
そこで、食いしばりによる歯への影響について紹介したいと思います。
①口を閉じているとき、常に上下の歯が接している
『上の歯と下の歯、離れていますか?くっついていますか?』
人の噛む力は、その人の体重と同じぐらいだと言われています。例えば、体重40キロの女性の噛む力は、大体40キロほど。
しかし、いつでもこの力がかかっているわけではありません。
通常、1日の生活の中で食事中以外の時間、上下の歯は離れている状態です。
時間にすると、1日24時間のうち数十分といわれています。
そして食事の際には20%~30%程度の力で噛んでいるため、歯や顎に大きな負担はかかりません。
しかし、常に歯が当たっている方は、歯に圧力のかかる時間が長くなることで、歯や歯茎にダメージを与えやすくなっています。
さらに歯の食いしばり癖や歯ぎしり癖がある場合、、私たちの歯には、自分の体重の何倍もの強い力がかかってしまいます😲!
②歯が欠ける、顎に負担がかかる。
普段から、重たい荷物を持つことが多い方も食いしばりが多い傾向にあります。
食いしばりが多くなると、歯自体がもろくなり、歯が欠けてしまいやすくなります。それだけでなく、食いしばりは顎にも負担をかけてしまうため、顎関節症などの顎の痛みにつながることもあります。
③矯正中の食いしばり
痛みを我慢していると、ついつい歯を食いしばり、痛みに耐えようとしてしまうことがありませんか??
月に1度のワイヤー調整後は、数日間、痛みがでることがあります。もちろん痛みにも個人差がありますが、実は、この食いしばりが矯正治療に悪影響を及ぼしてしまいます!
矯正治療では、歯に直接装置をつけ、ワイヤーで引っ張りながら、少しずつ歯を動かし綺麗に並べていきます。
しかし、歯を動かしているときに、食いしばりや歯ぎしりで歯に圧力をかけてしまうと、動かしたい方向に動かなかったり、歯の動きが遅くなってしまうことがあります。
また、食いしばりや歯ぎしりによって装置が外れやすくなってしまったり、マウスピースが割れやすくなったりすることもあります。
④筋肉が発達し、顔が大きく見える
歯を噛みしめは、顎の筋肉をたくさん使います。顎の筋肉が発達すると、エラが張ってしまった状態になり、顔が大きく見えるようになります。
⑤肩こり、頭痛
歯を食いしばることで頭、肩、首周辺の筋肉が緊張します。周辺の筋肉に負担がかかるため、頭痛や肩こりなどが起こりやすくなります。
⑥歯周病、知覚過敏
無意識のうちに食いしばると、歯茎や歯肉に負担がかかり炎症が起こります。すると歯がグラグラ揺れる、抜けるなど歯周病の症状が進行してしまいます。
ご自身の歯を鏡で見てみてください!
犬歯と呼ばれる先のとがった歯がすり減って平らになっていませんか?就寝中などに無意識で歯ぎしりをしている場合もあります。
歯ぎしり癖のある方は、歯が摩擦を受け、表面のエナメル質が削れてしまったり歯の根元部分が露出してしまい、知覚過敏症状がでることがあります。
食いしばりや歯ぎしりは、無意識の場合も多く、気づかないうちに歯にダメージを与えてしまいます。まずは、日中の起きている時間、歯と歯を当てないよう少し意識をしてみてください✨
もうすぐ夏休みシーズン!
長期休業を利用して矯正治療をスタートしてみませんか☺✨?
歯並びについて、気になることがあれば、ぜひご相談ください✨