矯正治療における”痛み”について
おはようございます。智治矯正歯科院長の吉田です!
最近来院していただける患者さんが増えてまいりました。色々な病院を回られて決断する患者さんも増えてきているように思います。
そのなかでも矯正治療を開始される患者さんから必ず聞かれることは、
矯正治療に痛みってどうなんですか??
矯正治療をするということは、基本的には何かしら装置を入れて歯に力を加えます。力を加えることで歯の根が歯茎の下にある骨の中を移動します。
必ずご説明することは、「痛みは出ると思っていてください。はっきり言うと、わかりません。」
しかもかなり個人差がありますので、数日から1週間ほど痛みを感じたと言われる方もいれば、毎回調整したその日だけ痛い、違和感を感じるだけ、また矯正治療で痛かったことがないです先生上手だから!(笑)と言ってくれる方もいます。
また中には、最初から最後まで全く痛みを感じることなく終了する方もいます!
このように人それぞれ痛みの感じ方は様々です。医学的に言えば、疼痛閾値といいます。閾値とは痛みの感じやすさです。閾値事態に個人差があり、疲労や心配などのストレスによっても痛みの感じやすさは変化します。矯正治療もスタートする患者さんにとってはなかなかのストレスだと思います。それを少しでも和らげられるように、しっかり説明し起こり得ることを細かく伝えながら治療を進めていきたいと思います。
痛みの種類として
1.何もしなくても痛い
2.物を咬むと痛い
3.装置が唇や歯茎にあたって痛い
などがあります。
それぞれの対処法です。
1,2.矯正力がかかっている状況なので、ワイヤー交換や装置調整のたびに同様の痛みを感じます。どうしても痛みが続いて大変な時は、痛み止めを飲んでいただいています。本来は毎月のことなのであまりお勧めはしていませんが、どうしてもの時は仕方がないので処方します。
3.装置が当たる場合に関しては、以前ホームページで衛生士から紹介をしていたワックスを機械的に当たるところにカバーをしていただきます。それにより痛みは軽減します。食事の際にワックス自体が外れたりはありますが、食べても問題ない素材ですのでご安心を。ただし、来院していただき調整が必要な場合もあります。
矯正で歯が痛い時のオススメの食事
矯正治療中は、食べ物を噛み切ることが困難になることがあります。噛み切ろうとすると痛みが生じてしまう方がいます。そんな時はあまり力を入れずに食べられる食事が必要となります。
・おかゆ
・豆腐料理
・卵料理
・プリン
・やわらかい麺類
・ヴィダーインゼリー
・ヨーグルト
・スープ類
・これを機にダイエット飲料を飲まれる方もいます。
2016.10.11.のブログで衛生士の寺西さんが自身の矯正経験時に食べていたのは、お刺身のマグロとサーモン、バナナジュースと紹介してくれていました!
矯正前に食べておきたい食べ物
矯正をはじめると固いもの、粘着性のあるものが食べられなくなります。装置が固い物を噛んだせいで曲がってしまったり外れてしまったり、粘着性のあるものが装置のくっついてしまい取れなくなるったりなどの危険性があるからです。はじめる前に思う存分食べておきたいものをご紹介します。
・焼肉
・フランスパン
・スルメ
・おせんべい
・あめ、氷
・おもち
・ガム
などは、矯正装置には不向きです…
矯正治療は時に痛みを伴う場合もあります。
そして年齢が若ければ若いほど痛みは少ないと言われています。理由としては、やはり骨が若いほど柔らかく歯が動きやすいからです。しかし、審美的な面でも、機能的な面でも矯正治療の重要性に気づくのは年齢を重ねてからということがほとんどです。矯正の痛みは、歯が動いていてくれている痛みとして喜びに感じて頂けたらと思います。矯正が終了して綺麗に並んだ歯並びを想像して乗り越えて下さい!!
智治矯正歯科
吉田智治