歯磨き粉のフッ素について✨
こんにちは😊
智治矯正歯科 歯科衛生士の寺西です!
6月に入り、紫陽花も花を咲かせるシーズンになりましたね✨
お散歩をしていると濃い紫色の紫陽花と白ねこに出会えました🐈🌼
さて、皆さんはフッ素をご存知だと思いますが、今お使いの歯磨き粉に入っているのかは知っていますか❓
歯磨き粉の裏を見てみてください🌻
成分表にはフッ素のことを【フッ化ナトリウム】または、【モノフルオロリン酸ナトリウム】と記載しています。
フッ素には歯垢(プラーク)の細菌を抑えたり、溶けたエナメル質の修復、歯質を強化するなど、むし歯の発生や予防に効果があります。より効果的な量やうがいの仕方、また歯磨き方法についてお伝えしたいと思います😀
まず最初に、歯磨き粉に入っている2種類のフッ素のそれぞれ特徴についてです。
(フッ化ナトリウム)
フッ化ナトリウムが歯に浸透して作用するのは、歯の再表層にあたる50μm程度で歯に対する耐酸性が高く、健康な歯の質のむし歯予納に最適でです✨
(モノフルオロリン酸ナトリウム)
モノフルオロリン酸ナトリウムは50〜300μmと歯の質の内部まで浸透し、初期むし歯の再石灰化を促すので、むし歯の発生と進行を防ぎます✨
次に、フッ素入りの歯磨き粉の有効性を活かすためには、歯磨き粉の量も大切です。
日本口腔衛生学会フッ化物対用委員会では、年齢に応じてフッ素入りの歯磨き粉の量について、
・うがいができない2歳までの子供→切った爪くらい
・3〜5歳→約5㎜
・6〜14歳→約1㎝
・15歳以上→2㎝程度
の歯磨き粉を使うと良いとされています☀️
フッ素濃度の維持には、歯磨き粉をつける前に歯ブラシを水に濡らさないことも大切です⭐️
歯ブラシを洗いたい方は、歯ブラシを洗った後によく振って水分を飛ばしたりキッチンペーパーで拭いて水気を切ってから歯磨き粉をつけることをお勧めします。
また歯磨き後のうがいは大さじ1杯位のお水で1回だけすると良いです。矯正器具に食物が絡まっている方は、歯磨き前によくうがいをしたり、歯ブラシや歯間ブラシで食物を除去してから、フッ素入りの歯磨き粉をつけて歯磨きをすることをお勧めします😊
最後に磨き方のポイントです☝️⭐️
①鏡で歯を見ながら磨く
TVやスマホを見ながらの、ながら磨きをしながら長い時間歯磨きをするよりも、鏡で歯を見ながら集中して歯磨きをすることをお勧めします。1日に1回でもいいので歯ブラシの毛先がどこに当たっているのかを確認し、特にむし歯になりやすい歯と歯茎の境目や歯と歯の間、奥歯の咬む面の溝はよく観察しながら磨いてみて下さい😊
②磨く歯の順番を決める
順番を決めていないと無意識に自分の磨きやすい部位だけを長い時間磨いてしまい、磨き残しができやすくなります😓ですので、スタート地点を決めて一筆書の要領で磨くことをお勧めします!
また、同じ部位だけに力の入れすぎた歯磨きを行なっていると歯茎を傷つけてしまい歯茎が下がってしまったり、知覚過敏になる恐れもあります。正しい歯ブラシ圧は150〜200g程度です🌻
③歯ブラシは小刻み(1㎜ほど)に動かし毛先をしならせる
歯ブラシをペンを持つように持ち、手首を使って1㎜幅で小刻みに動かし歯1本1本を磨くことをお勧めします。ペン持ちをすることで過度な力が入ることも防ぐことができます!
毛先を何度もしならせて汚れをかき出して下さい😊