動物の歯🐇
こんにちは。衛生士の上原です。最近はだんだん寒くなってきましたね😦そして、まだまだマスクは手放せないのでコロナには十分注意しましょう。
さて今回は、人間の歯ではなくいろいろな動物の歯について紹介していこうと思います。
大体の生き物には歯があると思いがちですが、歯がない動物もいるんです🤓
まず、人間の歯は、切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯などがあり親知らずを除くと28本の歯があります(永久歯)。親知らずまで数えると32本です。
ちなみに、動物では切歯(門歯ということもある)、犬歯、前臼歯、後臼歯と呼ばれています。
肉食動物🦁
ライオンは、引きちぎったり、引き裂いたりするために上下6本のとがった門歯と2本の鋭い犬歯が前方に生えています。そして奥には食べ物をすり潰したり、かみ砕いたりする小臼歯と大臼歯があるのですがあまり発達していません。
また、私たち哺乳類と異なる点は、下あごを使って上下のみに動く構造になっていることです。獲物を捕まえて殺し、くわえるのに役立っています。
草食動物🐎
馬は、草原に生えている草などを食べやすいように、すり潰す役割を持った臼歯が発達しています。前歯(切歯)で、地面近くに生えている草を切り取り、その奥にある発達した臼歯を使い、前後左右にあごを動かしながらすり潰して食べています。
魚類🐡
魚が食べているものを大きく分けると【プランクトン】【魚】【虫、甲殻類】【食物、海藻】の4つのカテゴリーに分けることができます。こういった食べるものによって歯の形や数が違います。プランクトンを食べる魚には小さな歯しかありませんが、魚や貝などを食べる魚には丈夫な歯がたくさん並んでいます。また、サメは鋭いとがった歯があるイメージですが、抜けてしまうと後ろの歯が前に出てくるという性質があります。人間では考えられないですよね☻
鳥類
なんと、鳥には歯がありません!歯の代わりにくちばしがあります。
鳥は、恐竜のグループからしんかしたと考えられていますが、どうして歯がなくなったのかは様々な仮説があるそうです。
両生類🐸
カエルは歯が上あごについていますが、下あごにはありません。
爬虫類🐍
爬虫類の歯は、同形歯性といわれる同じ形の歯が並んでいるものです。歯はあごの骨に直接くっついて結合しています。つまり、人間のように歯肉の中に歯根が埋まっているわけではありません。そして、一定期間使うと、歯が取れ、新しい歯が生えてきます。このような歯のことを多生歯性といいます。