唾液
智治矯正歯科 、受付助手の松田です。
4月も今日で最後・・・
1年の3分の1が過ぎ、月日の経過が本当にとっても早く感じます
残りの3分の2もきっとあっという間に終わりそうなので、楽しい時間をこれからもたくさん過ごしていきたいなぁと思います
今日は普段意識することの少ない唾液の働きについて少し調べてみました。
唾液はだいたい1日に1リットル~1.5リットル分泌されていて、縁の下の力持ち的に沢山の働きをしてくれています
唾液の役目がこちら。。。
★唾液に含まれるいうたんぱく質 (ムチン)の粘性が食べ物を湿らせ塊になりやすくする事で食べ物が飲み込みやすくなる
★唾液に溶けた味覚物質(味覚として感じることのできる化学物質)を舌の上にある味蕾(味を感じる器官)が感じる為、唾液が十分に分泌されないと本当の味を感じられなくなる
★唾液の中に含まれるアミラーゼという消化酵素がデンプンを分解して吸収をスムーズにする消化酵素としての働きをする
★口の中に存在する虫歯、歯周病の原因細菌、外から入ってくるウイルス等の働きを抑制する殺菌作用が病気を防ぐ働きをする
★歯冠の一番外側、表面を覆う部分であるエナメル質の成分は、細菌が作り出す酸によって溶け出してしまうが、唾液がカルシウムイオンとリン酸イオンを補給しする事でエナメル質の結晶を新しく形成し、元の健康な状態へと戻す
★食べ物の中の糖分を餌として作る酸により歯のカルシウムやリンを溶かす「脱灰」は、食事で口の中が酸性に傾く事で起こりやすくなる為、唾液が酸性に傾いた口内環境を中和させる事でこの「脱灰」を防ぐ事ができる
★唾液には、食べかすなどの口の中に残った汚れを洗い流す働きがある為、唾液がきちんと分泌されている事で口の中を清潔に維持する
この大事な唾液が減る原因が5つ。。。
②女性ホルモンの低下(女性の場合、更年期になると女性ホルモンの分泌が低下する為)
③ストレス(唾液腺は自律神経に支配されている為、ストレスがあると交感神経が強く働いて、唾液の分泌が抑制される)
④生活習慣(食べ物をよく噛まない、早食い、喫煙などの影響で唾液の分泌が低下)
⑤その他(糖尿病や甲状腺などの病気が原因でおこる場合や抗うつ薬・睡眠薬・降圧薬などに唾液の分泌量を減少させるものがある)
唾液の分泌量が減ると。。。
★口の中がネバネバする
★口が動かしにくくなる
★虫歯や歯周病に罹りやすくなる
★口臭が強くなる原因になる
ドライマウスが気になる時は、
食べ物をよく噛んでゆっくり食べる事を心がけ、レモンやミカンなどの柑橘類、梅干しを食べたり、キシリトールガムを噛んだりして唾液分泌を促しつつ、お茶や水を時々口に含ませて口の中の乾燥を防いで軽減させていきましょう♪