矯正前の抜歯
こんにちは
智治矯正歯科、受付助手の松田です。
学生さん達にとって、長い様でいつもあっという間に過ぎる夏休みが終わり、新しい学期のスタートとなりました。
が、またまた緊急事態宣言となり、感染対策に自粛にとまだまだ大変な時期が続きますが、心も体もコロナに負けない様に引き続き頑張っていきましょう
さて前回は検査をしてもらったお話をさせてもらったのですが、矯正治療開始に向けて、抜歯を先月してきたので、今回は抜歯について少しお話しをさせてもらおうと思います
前回の検査後の診断により、私の場合は右の上下5番目の歯と、左上4番目の歯の計3本の抜歯をする事になりました。
(今回私は抜歯矯正となりましたが、非抜歯での矯正が可能な場合もありますので、気になる方はお気軽にカウンセリングに来られてみて下さい)
数年前に親知らずを4本抜いたぶりの久しぶりの抜歯だったので、ちょっとドキドキしましたが、最初の麻酔だけがチクーッと痛かっただけで後は痛みもなく、木の根っ子を揺らしてスポッと引っこ抜く様な感覚で本当にビックリするくらいにアッという間の抜歯でした
その後は麻酔が切れ出した頃に少し痛みが出だしたので、早めに痛み止めを1回と、処方してもらった分の抗生剤をしっかりと服用しました
何十年も私の歯として、食べ物を砕いては美味しく食事をさせてくれたので、抜いた歯は貰って帰り、ありがとうの感謝を伝えて私の抜歯は終了となりました
抜歯後の注意点としては、ドライソケットにならない様に気をつけましょう
◎ドライソケットとは。。。
抜歯した穴の骨が露出したままになり、骨に細菌感染が起きている状態です。
普通は抜歯した穴にできる血餅(血液が溜まってできるモチ状の固まり)で血管や細胞が新しくできる事で傷口が治癒していきます。
しかし、血餅ができなかったり、剥がれてしまい、露出した骨の表面が感染を起こしドライソケットになる事があり、その場合は数日後(3〜5日)から強い痛みが出てきます。
◎ドライソケットにならない為に。。。
血餅が作られにくくなったり、剥がれる原因となる為、抜歯当日の頻繁なうがいや、強い圧をかけるうがいを数日しない事です。
◎ドライソケットになった場合。。。
歯医者で傷口を洗浄してもらい、炎症止めや化膿止め等の処置をしてもらいましょう。
自宅では痛み止めや化膿止めを服用し、傷口を触ったり食べカスが入らない様な最低限の注意が必要です。
スムーズに抜歯後の治癒が進む様、抜歯をされる際は是非ドライソケットに気をつけられて下さい