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トピックス

口呼吸

こんにちは、歯科衛生士の上原です。
最近は朝と夜が寒くなり、気候が秋に変わってきていますね。🙆
私の家ではペットを飼っているのですが、犬や猫は寒くなると体調を崩しやすくなるそうなので変わったことがないか毎日チェックしています。🐶🐈
緊急事態宣言もあと少しでおわりますが、うがい手洗いを忘れずに過ごしましょう🌜

さて、今回は口呼吸について買いていこうと思います。👄
みなさん、普段お鼻で息できていますか?
口呼吸をすると普段は唾液で潤ってなければいけない口腔内が乾燥してしまい、唾液が出ないことにより虫歯のリスクをあげてしまったり口臭の原因になったりします。

唾液の作用
①消化作用/唾液に含まれるアミラーゼが食物を胃で消化されやすくする働き

②咀嚼補助作用/唾液により食物を柔らかくしたり飲み込みやすい形にする働き

③自浄作用/歯に付着した歯垢や汚れを洗い流す働き

④円滑作用/食べ物を飲み込みやすくする働き

⑤抗菌作用/様々な抗菌物質により細菌の発育を抑制する働き

⑥PH緩衝作用/酸性に偏った口腔内を中性に戻す働き

⑦粘膜保護作用/唾液に含まれるムチンが粘膜を保護して傷つけにくくする働き

⑧再石灰化作用/飲食により溶けかかった歯を表面を修復する働き

ちなみに、唾液はこのように様々な働きをしてくれます。
そして、口呼吸をすると唾液が少なくなるだけでなく歯並びにも影響してきます。

舌の位置が大きな要因になるのですが、本来舌はスポットポジションと呼ばれる上顎の前歯の裏側にあるのが正しい位置になります。この位置に舌があることで頬の圧や唇の圧そして舌の圧が加わり歯に正しい力がかかるためバランスが取れます。

ですが、口呼吸をすることで舌が下に下がってしまいます。その結果歯に正しい力がかからず歯列が狭くなり、歯並びが乱れてしまい出っ歯になる確率が高くなってしまいます。

このように口呼吸にはデメリットが多くありますが、日本人では大人の5割、20代では90%が口呼吸というデータもあるそうです。

そして、歯並びや、虫歯などの口腔内で起こるもの以外にも口呼吸によって、アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、関節リウマチ、うつ病など他にも様々な病気が起こることがあります。

当院では矯正をした後も綺麗な歯並びを維持させるため、必要な方には口腔周囲筋を発達させるトレーニング(MFT)を行なっています。口呼吸の癖がある方はまずお口の周りの筋肉を鍛えましょう💪