抜歯矯正治療
こんにちは!
もうすぐ11月!あっという間に今年も残すところあと2か月。朝晩は一気に肌寒くなってきましたね🌜
さて、今回は矯正治療での抜歯について👀🔍✏
大人の矯正治療(永久歯列)では、治療を開始する際に、歯を抜いて治療をする場合が多くあります。虫歯じゃないのに歯を抜く、、、もちろん抵抗があると思います😟💔⚡もちろん必ずではありません!!矯正治療では抜歯が必要な方、そうでない方がいらっしゃいます。
抜歯が必要なケースは、顎に対し歯の入るスペースが不足し、歯がガタガタに並んでしまっている場合。
人によって顎の大きさ、歯の大きさは違います👀永久歯列が完成してしまうと、顎の骨の成長がストップしてしまうため、小児矯正治療のように顎のスペースを広げることができなくなります。残念ながらスペースが足りない場合は、歯を抜いてスペースをつくるしか方法がありません。
歯を抜く本数は、状況にもよりますが、咬み合わせやバランスを考え、前歯から数えて4番目か5番目の小臼歯と呼ばれる歯を上下左右4本を抜いて治療するケースが多くなります。
また、スペース不足によるガタガタ以外にも、上下の歯列弓を比べて、出っ歯になっている場合は上の歯だけを、咬み合わせが通常と反対になっている場合は下の歯だけを抜歯しバランスを合わせることもあります。
歯を抜いて矯正治療を開始した場合の治療期間は約2年~2年半が目安となります👀🔍
歯を抜かずに治療したケースよりも、歯を動かす量が増えるため、治療期間はどうしても半年~1年長くなります。(※個人差があります)
『できるだけ健康な歯を抜きたくない』『治療を早く終わらせたい』皆さん共通して思われることだと思います✊💦しかし、抜歯が必要なケースなのに抜かずに治療を進めてしまうと、今あるスペースに無理やり歯を収めることになるため、たとえガタガタは改善したとしても、口元自体が前方に出てしまうなど、バランスの良い綺麗な歯並びに整えることができません😟💦
また親知らずの抜歯が必要になる場合もあります👍
①すでに生えており治療の邪魔になっている場合
②完全ではないが生えかけている場合、今後生えてきそうな場合
③埋まっているが、歯茎の中で手前の奥歯を押してきそうな位置にある場合
個人差がありますが、親知らずが萌出するのは18歳以降になることがほとんどです。
せっかく矯正治療で歯並びが綺麗になったのに、親知らずの萌出をきっかけに歯が前に押し出され、後戻りをしてしまったり、口元が前方に出てしまうことがあります。そうならないよう、事前に歯をぬいておく場合もあります。親知らずが生えてくるスペースが十分にある場合や、まっすぐに生えてきそうな場合は抜かずに経過観察をする場合もあります。
『早く終わる!』『非抜歯で矯正できる!』という言葉には注意が必要です。
歯並びや咬み合わせは人それぞれ。矯正専門医のもとで、正しい診断を受け、適切な治療を受けましょう🙆✨