親知らずと歯並びの関係
こんにちは!
あっという間に3月も終盤。ご卒業の皆様、おめでとうございます😄🌸
福岡でもまだまだ気温の低い日が続いておりますが、桜の開花宣言が出され、春が待ち遠しいですね🌸
さて、今回は『親知らずと歯並びの関係』についてお話したいと思います!
親知らずってなぁに?
まずは親知らずについて。
親知らずは前歯から数えて8本目、一番奥に生えてくる永久歯です。
永久歯が生えそろうのがだいたい12~15歳ごろ。しかし親知らずだけは、永久歯萌出からしばらく経ってから生えてくることがほとんどです。(早くて17歳頃)また、親知らず自体が存在しない人、2本だけ萌出する人、4本ともあるが、歯茎に埋まったまま出てこないという人もいらっしゃいます。
【完全に埋まっている親知らず】
【半分だけ埋まっている親知らず】
親知らずが生えてきたらどうする???
親知らずがまっすぐ生えていたり、歯茎に完全に埋まっていて問題がない場合は抜く必要はないので様子を見ます。しかし、親知らずが歯茎から半分だけ顔を出している場合や横向きに生えてきた場合は、汚れがたまりやすく、虫歯や歯肉炎で痛みの原因になることも多いため、抜いたほうがいい場合もあります。
歯並びに影響する親知らず
親知らずが、生えてくる際に、顎に十分なスペースがなければどうなるでしょう。
親知らずは、手前の歯をグイーっと押しながら、無理やり出てこようとします😖😖😖また、親知らずも、まっすぐに生えることができず、横向きに生えてしまったり、押された手前の歯たちが影響を受け、大人になってから歯並びが崩れてしまうこともあります。
また、学生時代に矯正治療をし、綺麗な歯並びを手に入れたのに、親知らずが生えてきたことにより、歯並びがまた悪くなってしまった😖💦なんてこともあります。
親知らずは、生え方によっては歯並びを乱す原因になったり、矯正した後に「後戻り」の原因になることもあるため、矯正後に萌出があった場合は、抜くことをおすすめすることがほとんどです。
また、矯正治療中に、歯を全体的に後方へ移動させたいときに邪魔になる場合は、スペース確保のため、矯正治療前や治療中に、親知らずの抜歯が必要になることもあります。
親知らずの抜歯について
親知らずが完全に萌出している場合は、麻酔をして引っ張り抜いていきます。
しかし、方向が悪い場合や埋まっている場合は、歯を割って分割して抜歯したり、歯茎を切って、抜歯をすることもあります。もちろん個人差はありますが、親知らずがまっすぐ完全に萌出している場合は、比較的腫れが少ないことがほとんどですが、埋まっていたり、方向が悪い場合は、抜歯後、大きく腫れてしまうことがあります。
また、上顎よりも下顎の方が神経に近いことから、腫れが長引くことがありますので、抜歯の際はお仕事などの日程の調整が必要になります。
親知らずが生えてきたら、丁寧なブラッシングを心掛け、1度歯科医院で診てもらいましょう😄✨