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トピックス

矯正治療と喫煙

こんにちは!智治矯正歯科 歯科技工士です☺

 

5月も残り1日となりましたが、最近とても暑くなりましたね😡

暑くなってくると心配なのが熱中症です!コロナ禍でマスクが当たり前になっていますが、熱中症のリスクも考えて外せるときには外したり、水分補給をいつも以上に心がけて行ったり、対策をして熱中症にならないように気を付けましょう🙆

 

5月31日はWHO(世界保健機関)が制定した国際デーのひとつ、『世界禁煙デー』です!🚬

禁煙者本人だけでなく「副流煙として吸い込んだ周りの人にも害を与える」とされているタバコを「まずは24時間断ってみることで禁煙の始めの日にする」ことが世界的に推奨されています!

タバコは医学的にも、肺がん、動脈硬化、心臓病などの発症率を高めるとされており、また何かの疾患に罹った際に「喫煙者は症状が深刻化する傾向が見受けられること多い」ことなど、健康面への被害が多数報告されています。

日本では例年5月31日~6月6日の1週間が『禁煙週間』として制定されており、様々な禁煙運動などが展開されています。

また、2020年4月1日から、受動喫煙による健康への悪影響を防ぐための法律「改正健康増進法」が施行され、飲食店は原則屋内禁煙が義務化されました。

 

喫煙は矯正治療にも悪影響を及ぼします!!

 

まず1つ目は、着色汚れが付きやすいことです。

歯にヤニが付くことはタバコを吸う方にとって頭を悩ませるところだと思います。この着色汚れ、矯正装置にもついてしまいます。

 

2つ目は、歯の動きが悪くなります。

歯は歯ぐきの中にある骨によって支えられています。そして、矯正治療で歯を動かすときは、この骨の代謝「骨吸収と骨形成」が繰り返されることによって歯が少しずつ動いてきます。タバコを吸っていると、全身の血流が悪くなることはご存知の方も多いと思いますが、これは口の中も同じことがいえます。血流が悪くなった歯を支える骨は、代謝が悪くなり、「骨吸収と骨形成」がスムーズに行われないので、歯の動きが悪くなります。それによって、治療期間も長くなります。

 

3つ目は口臭が強くなりやすくなります。

タバコを吸っていると、唾液分泌が阻害され、口の中が乾きがちになります。唾液の働きには、歯についた汚れを洗い流す「自浄作用」と、細菌の増殖を抑える「抗菌作用」があります。「唾液の量が少なくなる」ということは、歯についた汚れは洗い流されづらくなり、細菌が増えれば、口臭の原因となります。

矯正治療中は、ただでさえクリーニングがしづらく、細菌が増殖しやすい環境になるわけですから、矯正治療+喫煙の環境は、口臭のリスクが高くなるというわけです。

 

4つ目は虫歯になりやすくなります。

タバコに含まれるタールは油状の液体で、歯面につくと、歯と汚れをくっつけるのりのような役割を果たします。したがって、虫歯や歯周病の原因、歯垢がタバコを吸っているとさらにつきやすくなります。そして唾液分泌が阻害されるので、自浄作用や抗菌作用といった歯を守ってくれる役割がうまく働きません。

 

5つ目は歯周病になりやすくなります。

タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させるので、歯周病の症状である歯肉の腫れや出血が出づらく、気づかないうちに歯周病が進行しているケースが多くあります。喫煙者は非喫煙者に比べ、約3倍も歯周病になりやすいとも言われています。歯周病は、歯を支える骨を溶かし、やがて支えのなくなった歯を失うことになっていしまう病気です。歯を動かすには歯を支えている骨が健康でないと、矯正治療は難しくなってしまいます😭

 

矯正治療をご希望の方はこれを機に禁煙を考えてみてはいかがですか🙌