診療のご案内
  • 診療時間

  • 10:00-19:00

  • 14:00-20:00

  •  9:00-17:30

平日 : 10:00~19:00 ( 水曜 / 14:00~20:00 )
土日 : 9:00~17:30 ※休診日 :こちらから
※受付時間は終了時間30分前となります。

トピックス

子どもの歯と大人の歯の違い

こんにちは!智治矯正歯科 歯科技工士です☺

 

~子どもの歯と大人の歯の違いについて~

 

まず、子どもの歯『乳歯』とは生後6カ月から9カ月ごろに生えてくる乳歯で、個人差はありますが、多くの場合、下の前歯2本から生え始め、2~3歳ですべての乳歯20本が生えそろいます。

 

乳歯が生え揃うと20本になりますが、最初から歯が作られなかったり、2本の歯がくっついて生えてきたりして、20本より少なくなることを「先天欠如」などといいます。だいたい100人に1人の割合で起こる現象で、3歳以降になっても20本が生え揃わなければ、先天欠如の可能性があります。

ただし、先天欠如だからといって、大人の歯『永久歯』も足りないというわけではありません。永久歯に生え変わる6歳くらいのころに、歯科で調べてもらい、永久歯に影響があるかどうか、歯並びや噛み合わせは今後どうなるのかなどについて相談しましょう!必要であれば矯正治療も検討します。

 

顔や顎、さらには全身の成長に対応するために、乳歯から永久歯へと少しずつ生えかわっていきます。6歳ごろになると、初めての永久歯が生えてきます。そこから乳歯が抜け始め、12歳ごろにはすべての乳歯が永久歯へと生え変わります。

 

乳歯の下で永久歯のもとになる歯胚ができ、時間をかけて成長していきます。

永久歯の歯冠部が完成し、歯の根の部分が作られ始めると、乳歯の根を溶かす細胞が現れ、永久歯の上にある乳歯の根は少しずつ溶かされていきます。

乳歯の根が溶けていくと、乳歯はグラグラになり、抜け落ち、永久歯が顔を出します。

人によっては、20歳前後で親知らずと呼ばれる第3大臼歯が生えてきます。親知らずの有無や生え方には非常に個人差があるため、中には30~40代になって生えてきたという方もいらっしゃいます。

 

乳歯と永久歯の違いは大きさだけではありません!

 

乳歯のエナメル質、象牙質の厚みは永久歯の半分程度と薄くなっています。また、乳歯は永久歯に比べてやわらかく、汚れが付きやすいという特徴があります。乳歯の虫歯の進行が早いといわれるのは、こういったことが原因です。

これはむし歯が短期間にエナメル質や象牙質を通りこして、歯の神経である歯髄にまで達してしまうからなのです。

さらにお子様の中には生まれつきエナメル質がうまくつくられない「エナメル質形成不全症」を発症している方もいらっしゃいます。これは歯の一部で起こることもあれば、歯全体に形成不全が起こることもあります。そのため、より一層注意してケアをする必要があります。