インビザライン
こんにちは
歯科衛生士の福田です。
今回はインビザライン(マウスピース矯正)の使用方法についてお話ししたいと思います
マウスピース矯正は1日20時間以上の装着が必要です!
食後すぐに歯磨きをして、マウスピースを装着すれば問題ありませんが、だらだら食いや食べ歩きなどにより装着時間が20時間を下回ると、治療計画通りに歯が動かず、マウスピースが適合しなくなります。
その結果、治療期間が長引き、予定通りに治療が終わりません。極力マウスピースを外さず、常に矯正力が歯に加わることを目指したます。理想は24時間装着することですが、食事と歯磨きの時間を考慮して20時間以上の装着が治療成功の秘訣です!
私もインビザラインで矯正中ですが、休日はだらだらとお菓子を食べてしまうときがありますなるべくおやつの時間を決めて、食べ終わったらすぐに歯磨きをし、短時間で済ませるようにしています
当医院では、マウスピース矯正を始められた患者さんに咬合シート(アライナーチューイー)をお渡ししています
咬合シートは、歯とマウスピースをフィットさせるためのアイテムです。
マウスピースは1装置で最大0.25mm歯を動かせるように作られています。そのため、新しいマウスピースは現在の歯よりも動いた状態で届きます。
歯が最も動くのは最初の3日間なので、この期間にマウスピースがフィットしていないと歯が動いていきません。しっかりフィットさせるためには咬合シートを噛むことがとても重要になってきます。全体の歯でまんべんなく噛むことがポイントです。
抜歯した方への注意事項もあります
抜歯をした場合、マウスピースを外している時間に、抜いた歯のスペースに前後の歯が倒れてくることがあります。倒れてきた歯を起こすには時間がかかるので治療期間が大幅に延びます歯の倒れ込みを防止するために、抜いた歯の前後の歯は、しっかりと咬合シートを噛んでもらいます。
マウスピースの着脱の仕方にもポイントがあります
インビザライン矯正では歯の表面にアタッチメントをつけます。そのアタッチメントがフィットするようにマウスピースは作られていますが、外すときに表側から外すとアタッチメントが外れてしまいます。なるべく裏側から浮かせて外すのがポイントです
ジェルネイルをしている女性や爪が弱い方は、うまく外せないことがあります。そのような場合は、ティッシュでマウスピースの奥歯側を挟むと浮かせやすくなります。
練習が必要ですが、コツをつかむと簡単に着脱できますのでご安心ください