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トピックス

TCHについて🦷

こんにちは。歯科衛生士の福田です。

9月に入り暑さが少し落ち着いてきましたが、まだまだ暑い日が続きますね🌞💦

台風もいくつか発生していますが、何事もないことを祈るばかりです。

 

今回はTCH(Tooth contacting habit)についてお話したいと思います。

皆さんは今、歯と歯は噛みあって上の歯と下の歯が接触していますか?それとも離れていますか?

歯列接触癖(Tooth contacting habit:以下TCH)とは、不必要に上下の歯を接触させ続けてしまうことです。歯ぎしりや歯をくいしばる癖とは違い、意識せずに上下の歯が触れている状態なので気づきにくい悪癖です。

正常な場合は、通常上下の歯列間に1~3㎜(前歯部)の隙間があります。上下の歯が接触するのは会話や食事の時など、平均で1日20分以下といわれています。

 

<TCHのデメリット>

TCHの原因として考えられるのはPCやスマホの作業に集中しすぎることやストレスなど緊張して歯の接触する機会が増えることです。上下の歯を接触させ続けると、顎関節に力が長時間かかり、お口の筋肉が緊張状態になり疲労してしまいます。

放置しておくと歯に亀裂が入り、割れたりすることがあります。また、歯肉や歯周組織に炎症が起こって歯周病を進行させたり、歯の痛みや噛み合わせの違和感、知覚過敏の悪化にも繋がります。さらに、顎関節や筋肉に余計な力が加わることから、顎関節症をはじめ、頭痛や肩こり、耳鳴り、めまいといった全身症状をきたす場合もあります。

 

<TCHのチェック方法>

①  姿勢を正しくし正面を向いて目を閉じる

②唇を軽く閉じる

③上下の歯が接触しないように軽く離す

これに違和感がある人はTCHの可能性があります。

また、常に頬に歯が頬や舌に押し付けられているため、頬の粘膜や舌に圧痕(歯の跡)が出来ていたりする方もいらっしゃいます。

 

<TCHの対策>

「TCHかも?」と感じたら、まずは日常生活の中で上下の歯を離すことを意識してみましょう。まずは気づくことが大事です!職場や家の目のつくところに《歯を離す》と書いた付箋か付箋の代わりにシールを貼る事も方法の一つです。目についた時に上下の歯を離し頬の筋肉の力を抜くことを意識し、一日に何度も繰り返すことで歯が接触していない状況を増やしていくことができます。

私自身もこの癖がありますが、気づいたらなるべく治すようにしています❣

無意識な習慣なのでやめようとするのは簡単ではありませんが、少しでも意識してお口をリラックスしてみてくださいね☺